# 百景
湖嶽山龍沢寺

△ 龍沢寺(三方郡美浜町)

△ 龍沢寺山門
概略
龍沢寺(竜沢寺)は茶々姫の異母姉くす女(寶光院殿心室理性尼大姉)が両親の菩提を弔うために建立した再興した曹洞宗に属する寺院。
父長政の位牌には「浅井太守 天窓芳清大居士」、母の位牌には「本念宗心大姉」と記されている。
『三方郡誌』によると、くす女は三方郡で生を受け、長じて松の丸殿(京極氏、龍)の側近(「姥」)となり、秀吉にも近侍した。
秀吉から働きが認められ、龍沢寺は秀吉から制札・朱印状を頂いている。またくす女及び秀吉の木造彩色像が安置されている。
所縁の所蔵品
豊臣秀吉・くす女木造彩色像

… 秀吉木像は寛政二(1626)年造像。秀吉の位牌もあり、「勅賜豊国大明神前大閤相国国泰寺殿雲山俊龍大居士尊儀」と記されている。くす木像は三方郡久々子(くぐし)村の斎講の老婆たちが施主となり寛永三(1626)年に造像されたもの。
くす女発給龍沢寺宛黒印状
豊臣秀吉朱印状
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